
誰にだって良いとき、悪いときはあるものでしょうが、まさか自分が文字通りの「どん底」に落ちるとは。今日はちょっと私の身に起こったことを共有ししつつ、「それでも誰もが立ち上がれるから、大丈夫だよ!」ということをお伝えしたいと思います。
まともに機能しない私と病気と離婚協奏曲
私の講座やセミナーをご受講してくださっている方にはお話していることなのですが。私は40代後半くらいからかなり更年期障害がひどくなって、コロナの頃がちょうどそのピークでした。
立つことも、寝ることもすべてが辛い。人間として完全機能出来ないと思えるほど具合が悪く、おかしいと思って検査に行ったら、「がんの疑いがある」と言われました。倒れて血を吐いたり。息が出来なくなって気を失ったり。それが怖くてパニック障害を引き起こしたり。ほんとに、踏んだり蹴ったり(汗)。
その頃私はちょうど夫婦仲が修復不可能なほど最悪な状態になっていて。病気の話をした後に、さらに夫婦仲は険悪になりました。
「お前は使えない。辛抱が足りない。」
「は???」
……笑うに笑えない、恐ろしいその反応。夫婦って、病める時も支えあうんじゃなかったけ?なのですが。私の健康状態がまさに最悪で、どうにもならないので入院をしたその日に、元夫は離婚の申請をしたのでした。
軍隊あがりなので、彼は笑えるくらい、すべてにおいて「勝つか負けるか」。私が負けて死ぬまで攻撃するんでないの?と、ここにはとても書けないような、ジョークでも笑えないようなことが次々に起こり、「もうホントに女性シェルターに行くしかない」とまでなったのですが、それを救ってくれた人がいました。
「この人は、ちょっと自分とは違うな」
そんな心の声は完全無視。あの時の私は、まともに機能していなかったと思います。しかし起こることにはすべて理由があるので。その人が救ってくれなかったら、たぶん私は体調不良の末に本気で「お陀仏」になっていただろうし、子供たちと人生を再び立て直すこともできなかったと思います。だから、今となっては結果オーライなんですが。アホな私は必死にどうにかするしかなくて、その人の手を取ってしまったのでした。
その後無事に子供の父親とは離婚は成立。しかしそれは、離婚協奏曲の始まりにすぎなかったのでした。
この世の悲劇は喜劇に変換!
ちょうどその頃、ビジネスも上手くいかなくなり。フラフラ、ヨレヨレになりながらも、何とか離婚後にやっていける収益を得られるビジネスを合意させることが出来ました。成長も期待できる、わくわくするようなビジネス。
「これで一人でも、ちゃんと子供を育てていける!」と、そんな風に思ってたんですが。
なんと、今度はとても信頼していた人がそのチャンスを壊すというジョークのようなことが起こり。後から話を聞いたら、私は「悪魔」のような人と言われまくってたようで(汗)。そりゃ、決まってたビジネスもダメになるわな。しかしその処理を頼んだ会計士はミスをする、人が背負うはずの責任がなぜか私の費用負担になるなど、さらに踏んだり蹴ったり(汗)。
こうなったらもう、笑うしかなーい!わたし、自分で言うのも何なのですが、多分結構いい人だと思うんだけど(爆)。
しかし、そんなジョークをさらに上乗せしてくれたのが、上記の私を助けてくれた人です。彼とは「何かちょっと、おかしいかも?」と思いながらも、助けてくれた恩を感じて断り切れずに結局入籍してしまったのですが、その後なんと今度は彼がメンタル不調に。
「俺と一緒に死んでくれ。」
「は????」
……まさかの首絞め無理心中事件が起こり、警察が介入。入籍からわずか数か月で、結婚を白紙に戻したのでした。この白紙裁判に費やした時間、なんと8ケ月。殺されかけたんだから、早く白紙にしてよ!なのですが、司法のルールはそうはいかん。アメリカの離婚&結婚を白紙にする情報に誰より詳しくなりました!
この世の悲劇は喜劇に変換……。ほんと辛いときは、そう思うのが一番なのだと感じます(爆)。
本当の私に出会う旅
先にも書いたことですが。この世で起こることには必ず意味があります。そう思うと、どんな人との出会いも貴重で、たとえ痛みを伴う苦しい出来事も、そこから得られる気づきや学びはとても尊いものだと感じます。(もうあんな思いは、二度とイヤだけど:笑)。
かなり部分的にしか書いていませんが、ホントに色々なことがあり。よく持ちこたえられたなって思いますが、一時は夜も眠れないほど、本当に毎日が辛かったです。
しかし色々な出来事を経て思うのは、今まであったすべての出来事は、本当の自分に出会う旅だったのかな、ってことです。誰もが自分にしか生きることのできない、「物語り」を生きているんだと、そう思います(よろしければビデオも観てくださいね)
そんな風に考えるようになったら、強烈なキャラの人生のわき役たちすら愛おしく。離婚した子供たちの父も、私の首を絞めた彼も、全部必要だったんだなーと。「今の私に続く道だったら、今まであったことは、すべて宝物」と、そんな風に思えるまでになりました。
新しい景色と、新しい自分
これら一連の出来ごとは、私に新しい景色を見る力を与え、新しい私を創り上げてくれました。子供たちとのおだやかな時間、新しいビジネス、そして新しい愛。
私は現在東京都とテキサス州が結んだ地域間経済協力のサポートメンバーを務めていますが、そのことや、テキサス現地のビジネス・エコシステム(メンバーが協力してビジネスを共に成長させようというグループ)に入ったおかげで、色々な意味でパワーアップすることが出来ました。
企業も改革を行いました。今まで続けてきた会社を吸収合併させて、今はビジネス弁護士(のちに彼は夫になりました:祝)と一緒に、ホールディングスを経営しています。その傘下に3社を経営するまでにビジネスを急上昇、復活させることが出来ました。
「もう一度、私は立ち上がるんだ!」
そう決心してから1年ちょっと。
道のりは永遠のように長く感じたし、時々すべてを投げ出したくなったけど。ここまで漕ぎつけた奇跡は、自分が抱えていた不要な人間関係や自分の中のこだわりを手放して、新たなご縁を迎え入れたおかげなんだと感じずにはいられません。
トップに紹介した写真の女性たちとの出会いもまた、新たな奇跡を運んでくれました。彼女たちは私が住む地域のビジネス起業リーダー「L.E.A.D.830のメンバー」です。みんなそれぞれが成功しているビジネスオーナーたち。色々な基準があり、招待してもらえないと入れないグループ。ほんとに名誉なことです。
ここまで復活できたのは、みんなのおかげ。そして今の気づきがあるのは、痛みを伴う経験を運んでくれた人たちのおかげなんです。すべてのみんなに、ありがとう。
カインドフル・マインドで行こう!
多分これを読んでくださる、みなさんの中には、今とても辛い思いをしている方もおいでかと思います。絶望とか、ぬぐえないような痛みとか、悲しみとか。そういう思いをされることも、あると思います。
私も上記の出来事の最中とか。弟がたった35歳で私たち家族を残して死んでしまった時とか。母の病気が進行しちゃったこととか。本当に絶望を感じることはありました。けれど、それでも人生は続きます。だからこそ、本当の自分を生きてみましょう。自分の心の声に気づきましょう。
人は、自分にも他人にも優しく生きるべきです。自分だけが何かを抱えたり、他人の痛みに心を寄せず乗っかってしまうとか。そういうのは、もう嫌だなと感じます。これからの人生は共存共栄。大切な家族や仲間と、共に助け合い、共に高めあい、幸せを共有していきたいと思っています。
またこのサイトでもご紹介しますが、色々ニュースも配信していこうと思いますので、よろしければメルマガやFacebookグループにもご登録くださいね!皆さんのご参加、お待ちしております。
みなさんも、自分にも優しく生きましょうね。人に時に頼ってもいいし、完璧じゃなくてもいい。どうか、人生を諦めないで。このサイトのタイトルではありませんが、5年で人生変えていきましょう!
<最後に補足>
子供の父親の名誉のために断り書きをかくと、彼は軍隊上がりなので離婚の時にはPTSDが悪化してたんです。これもアメリカの見えにくい恥部でもあります。メンタルに苦しみ、私たち夫婦のような状態で離婚する人が絶えないのも、アメリカ社会の現実のひとつです。今は元夫とも普通に話せるようになりました。彼とはよき子供たちの親同士という関係を続けています。